「NikoNiko全笑倶楽部」NO.6 2003/6/26 「全開七夕祭り7/1〜7」
こんにちわ!たけちゃんです。
何だか湿気でジトーッとした重苦しい毎日ですが、あなたの梅雨対策は何ですか?

日曜営業を始めてはや1ヶ月。コレが結構忙しい。
このメルマガを見て、来てくれるお客さんに、ただただ感謝です。

 「全開七夕祭り」
7月1日から7日までの1週間、夜の部ご来店の方に短冊をお配りして、店内
店頭にある七夕の笹に願い事を書いて帰りに結んでいただく。これをたけちゃんが
石浦神社さんにお願いしてご祈祷いただく。て、寸法。
料理も今日のオススメ料理を770円の特別価格で全品ご奉仕。お楽しみに!

本日のお題目
@レタスチャーハン
A全開の紹興酒

@「レタスチャーハン」
 この名前、今でこそ珍しくありませんがその昔、香港系の高級料理店などで
 「たらば蟹のチャーハン」のつけあわせにレタスが入っていたのが最初。
 私の修行先の「南国酒家」はまさにその先駆者と言えるだろう。
 で、金沢に帰って「珍香楼」でそれを作ろうにも蟹という食材を使っていない。
 仕方なく「蟹かまぼこ」で作ったのだが、さすがに「蟹チャーハン」は
 図々しくて謳えない。じゃあレタスをメインにと「レタスチャーハン」と
 命名した。チョッと恥ずかしい16年も昔の事です。こんな貧乏臭い名前の
 チャーハンは全開口笑が最初に名付けました。
 今は、北陸のズワイガニで金沢のチャーハンとして当時より2つも3つも
 進歩した自慢のオリジナルな味になりました。

A全開の紹興酒
 これも今では「甕出し紹興酒」として珍しくありませんが当時は悲惨でした。
 甕に入った紹興酒は熱を加えていないのでフタを開けると発酵がはやまり
 どんどん酸っぱくなる。当時まだ紹興酒自体を知らない人が多く24リットル
 の甕を買おうものなら何ヶ月も売るのにかかりムラムラになっちゃう。
 大体、売ってない。甕から出してろ過して、熱を加えて発酵を止めたものを
 ビン詰めして出すのが普通。で、全開は1ヶ月にこの甕を2〜3甕売っちゃう。
 びっくりして、京都からタカラ酒造の人が見に来る始末。でもそれだけではない。
 中国で甕に入れられた紹興酒は倉庫で3年間寝かされタンカーで運ばれ
 港の倉庫に保管されていた。もうお解かりの人もいるだろう。虫です。
 箱から出せば蚤、ダニ…甕の石膏を割れば中からムカデ…
 とても店内にディスプレイ出来ない状態でした。そこで、京都のタカラさん
 の上の方に電話して、「天下のタカラ酒造さんがこんな事でいいんですか?
 安心して 使えるように甕は殺菌して、石膏はいったん外して新しい石膏で
 固めたらどうでしょうか?」と、今思えば随分図々しいお願いをしたもんです。
 でも流石はタカラさん。あっという間に実行され今日のように何処のお店でも
 安心して使えるようになりました。
 今でも品質には十分気をつけて吟味して、タカラさんと話をしています。
 コレだけは憶えて置いてください。「甕出し紹興酒」は命あるもの。
 開封からの時間が味の決め手です。

随分と長い話に付き合って頂きお疲れ様です。
全開口笑は新しくホームページを更新しました。最近見ていない方は
http://zenkai.jp
も見てくださいね。ご意見ご感想も待ってます。
あなたの声が、私共の喜びでありこの仕事に情熱とやりがいを与えてくれます。
いい事、悪い事なんでも結構です。是非、あなたの声をお聞かせ下さい。
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次号こそ「夏のスタミナ特集?」です。

                        竹内 公明でした