「NikoNiko全笑倶楽部」NO.2 2003/2/3 春節の餃子
こんにちわ!たけちゃんです。
いよいよ第2弾。1回目のメルマガに沢山の応援頂きましてこの場を借りてお礼を!
「ありがとうございます。」
先日2日の日曜日に営業したんですが、宣伝不足でさっぱりでした。(笑)
そこで、9日の日曜日もフードピアなので営業いたします。(宣伝ですいません。)

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
今回のテーマ:春節の餃子
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

餃子と言えば、皆さんをはじめ多くの日本人は焼き餃子をイメージする事でしょう。
けれど、餃子の故郷の中国では餃子は北方地方で水餃子、南方地方でムシ餃子の事を言います。
揚子江をはさんで北は麦やあわ、トウモロコシなどの粉食が主食である。南では主に米が主食となる。
日本でよくあるギョウザライスなどは北の地方の人にとっては主食+主食、
ご飯+ご飯となり変に思われる。
そう、中国ではあくまでも水餃子は主食なのです。

中国の年中行事の中でも「春節」(太陰暦の3日間)「端午節」(同5月5日)
「中秋節」(同8月15日)は「三大節」と呼ばれている。
その中でも一際盛大に行われるのが「春節」である。
大晦日(除夕という)には家族総出で餃子を作り春節にみんなで食べる。
日本で言うお節料理のお餅みたいなものだ。
南ではネンガオというもち米の粉を蒸したお餅が春節のご馳走なのも頷ける。

餃子は大変縁起のいい食べ物として好まれる。
餃子の形がお金に似ている事からこれを食べれば財をなすと信じられ盛んに食べられた。
また餃子の発音の「ジャオズ」が「交子」(ジャオズ)と同じで子供が授かる祈願にも使われる。
また、中国では親しい友と餃子を食べる事は「食して交わる」つまり親交を深める事につながるんだって。
私も今度仲のいい友達と餃子パーティでもしようかな?

中国や香港、台湾なんかで餃子を注文した経験のある人はお解かりだろうが、
現地で餃子を注文すると1人前の注文で一皿に30〜40コが盛られた皿が出てくる。
とにかくよく食べるのにびっくりする。作り置きの数も優に300を超える。
ゆでて食べ残してしまっても捨てないで焼いたりあげたりして食べる。
だから、焼き餃子や揚げ餃子をお客様に出すと残り物を出したと思われ失礼に当たるんだって。

終戦後、中国からの引き上げ者達が露店で餃子もどきを売り出したらわずか数年で爆発的ブームとなり
あっという間に日本に浸透して行った。その中でもとりわけ焼き餃子が人気だったらしい。
天ぷらやとんかつのように、熱した油の香ばしさを好む日本人は特に焼き餃子にはまった。
ご飯にあうもんネェ〜。しかしそれ以外にも違いは多い。
中国の餃子にはにんにくが入っていない。「え〜本当?」と思われるかもしれないが本当である。
中国でもにんにくは食べるが○かじりやスライスして、もしくはすりつぶしてタレに入れて食べる。
最近の若者は「臭い」といって食べないらしいけど…(何処も同じか…)
タレといえば日本では酢醤油とラー油が基本だが中国は酢だけで食べる。ラー油も使われない。
これはもはや日本のオリジナル料理といっていいでしょう。
他にもラーメン、カレーなど最も日本人の好物に上げられる食べ物はみーんな日本人がアレンジを加えた
ものばかりだ。あらためて日本人ってスゴイと思う。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
今回のテーマ「餃子」は全開口笑のテーマでもあるのでシリーズ化すると思います。次回をお楽しみに!

NikoNikoチャイナフーズ「全開口笑」
質問、お問い合わせ等は mail@zenkai.jp までどうぞ。